「金属床入れ歯」症例集
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Case1
上顎:金属床部分入れ歯(自費)下顎:金属床総入れ歯(自費)にて対応行われた処置一覧:
抜歯 再根管治療 歯周外科 審美外科 (エステティック・サージェリー) 咬み合わせ治療主訴:今まで入れ歯を入れてこなかったが、食べることが困難となったので、違和感の少ない何でも食べることが出来る調子の良い入れ歯を作って欲しい。
治療前
上顎前歯4本、下顎小臼歯2本 以外保存不可能のため抜歯を行う
Point:調子の良い入れ歯を作る最低条件
1)正確な型取り(精密印象)
2)正確な咬み合せ取り(精密な咬合採得)
3)あごの動き(咀嚼運動)に調和した人工歯の配列
上記は、最低条件であるが、とても難しく豊富な経験を要する。
治療途中
作製途中義歯の口腔内試適:途中まで入れ歯を作製し、実際に口腔内に入れて試適を行い確認を行う。
※この段階では、人工歯はまだピンクのロウの上に配列されている。
Point:入れ歯の安定をさらに上げるオプション例
1.ミリング・テクニック
冠せの内面に凹状に精密に機械で加工し、それに合わせて入れ歯の金属部を凸上に加工し、スライド式に入れて入れ歯を安定させますので、支えさせる歯への負担も抑えることがあります。2.磁性アタッチメント
歯に磁石を付けて、入れ歯金属を埋め込んで加工することにより、磁石の磁力を利用して入れ歯を停めて安定させます。
※自費の入れ歯の場合は、入れ歯を安定させるオプションはまだ多くの種類があります。症例に合わせて使い分けが必要なため、望まれる方はご相談下さい。治療後
患者様の要望で、上あごの(口蓋)金属床部は、くり抜いてあります。
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Case2
行われた処置一覧: 抜歯 再根管治療 歯周外科 咬み合わせ治療
上顎:総入れ歯(保険)下顎:金属床総入れ歯(自費)にて対応主訴:今まで他医院で何度も入れ歯を作ってもらったが、入れ歯が動き痛くて物が食べれないので、痛みが無く食べることが出来る調子の良い入れ歯を作って欲しい。
治療前
咬み合わせれると、入れ歯と歯が動揺し痛くて噛めない状態でした。また、咬み合わせも完全に崩壊しているため、咬み合わせ(咬合平面)を新たに作り直す必要がありました。
治療前
上下の前歯は、歯周病が進行し動揺が激しく指で抜ける状態であった。
下顎:5本以外保存不可能のため抜歯を行う。
Point:咬み合せ治療
咬み合せの治療の1つとして、咬合平面(咬み合せ面)の再構築があります。この症例のように、咬合平面が傾いてしまっている場合、噛んだ力が入れ歯に斜めに加わるため入れ歯が動き痛みの原因の1つになってしまいます。もちろん痛ければ噛めませんので、左右に力のかかるバランスをとる意味で咬合平面(咬み合せ面)の再構築が必須となります。
【治療前】
斜めに傾いた咬合平面【治療後】
バランスがとられた咬合平面治療後
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Case3
上顎:部分入れ歯(保険)下顎:金属床総入れ歯(自費)にて対応Case3上顎:部分入れ歯(保険)下顎:金属床総入れ歯(自費)にて対応
行われた処置一覧:
抜歯 再根管治療 歯周外科 審美外科(エステティック・サージェリー) 咬み合わせ治療主訴:今まで他医院で何度も入れ歯を作ってもらったが、入れ歯が動き痛くて物が食べれないので、もう一度昔のように美味しく物が食べたいので、調子の良い入れ歯を作って欲しい。
治療前
下顎臼歯2本抜歯
治療開始直後
旧義歯を修理して咬合平面を仮再構築して様子を観る。
Point:すれ違い咬合
上下に歯が残っているが、すれ違い状に歯が残っていて1箇所も歯同士の咬み合わせがない状態をすれ違い咬合と言います。
部分入れ歯で歯が無くなった部分の咬み合せを回復しますが、噛んだ時に入れ歯は、歯のない顎堤(ドテ)粘膜の弾力分沈みます。その時、咬み合せがすれ違い咬合になっていると上下の入れ歯はそれぞれ逆の斜めの方向に沈み込み、不安定となり外れ易くなり、また痛みの原因となります。
従って、取り外しの部分入れ歯の中ですれ違い咬合になっている場合が最も難しいとされています。
【治療前】
すれ違い咬合
【治療後】
力学的に考慮された設計の入れ歯Point:2次う蝕(虫歯)と再根管治療
過去の冠せを外すと痛み等の症状が無くても、2次う蝕(虫歯)になっていたり、根の治療のやり直しが必要な場合が多く見受けられます。そのような場合、それら全ての処置を行った後に、新しい冠せを装着しなければやり直した意味が半減してしまい長持ちしません。
家で言うと基礎の部分で地味な所ですが、治した物が長持ちするためには一番大切な所の1つのため、当院では可能な限り再建した後に新しい冠せを装着しております。
Step 1:初診時(治療前) Step 2:冠せ除去時 ・残っている歯全てが2次う蝕(虫歯)に罹患 ・歯肉の腫脹 Step 3:再治療終了時
・2次う蝕(虫歯)の再治療 ・再根管治療 ・歯周治療(エステティック・サージェリー) Step 4:治療終了時 ・審美的ならび歯磨きがし易いように考慮された冠せの形態治療後
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Case4
上顎:総入れ歯(保険)下顎:金属床総入れ歯(自費)にて対応行われた処置一覧:
抜歯 再根管治療 歯周外科 審美外科(エステティック・サージェリー) 咬み合わせ治療主訴:今まで他医院で何度も入れ歯を作ってもらったが、入れ歯が動き痛くて物が食べれないし見栄えが悪いので何とかして欲しい。また、調子の良い入れ歯を作って欲しい。
治療前
上顎6本抜歯
Point:咬み合せ治療
咬み合せの治療の1つとして、咬合平面(咬み合せ面)の再構築があります。
この症例のように、咬合平面が傾いてしまっている場合、噛んだ力が入れ歯に斜めに加わるため入れ歯が動き痛みの原因の1つになってしまいます。
もちろん痛ければ噛めませんので、左右に力のかかるバランスをとる意味で咬合平面(咬み合せ面)の再構築が必須となります。
【治療前】
斜めに傾いた咬合平面【治療後】
バランスがとられた咬合平面治療後
Point:入れ歯の安定をさらに上げるオプション例
入れ歯装着前(写真1)
1.冠せ舌面レスト形成
冠せの舌面(内面)に凸状にレストを形成加工し、入れ歯金属内面に凹面上に精密に機械で加工し、凸凹面を合わせ入れ歯の沈下を抑え入れ歯の安定を図ります。
入れ歯装着後(写真2)
2.舌面床UP形成
冠せの舌面(内面)の凸凹面に入れ歯の金属上部を精密に機械で加工し合わせ、入れ歯の横揺れを抑え入れ歯の安定を図ります。
※自費の入れ歯の場合は、入れ歯を安定させるオプションはまだ多くの種類があります。症例に合わせて使い分けが必要なため、望まれる方はご相談下さい。 -
Case5
上顎:総入れ歯(自費)下顎:金属床総入れ歯(自費)にて対応Case5上顎:総入れ歯(自費)下顎:金属床総入れ歯(自費)にて対応
行われた処置一覧:
再根管治療 歯周外科 審美外科(エステティック・サージェリー) 咬み合わせ治療主訴:当院の専属技工士が知り合いの方から「入れ歯が痛く噛めないので他医院を受診したら、入れ歯で治す事は難しいとの理由で、インプラント治療を勧められたがインプラントは怖いし、本当に入れ歯で治す事は無理なのか?」と相談を受け、専属技工士が当院を紹介し受診となる。
治療前
治療前
合わない入れ歯を無理に使用していたために、必要以上に吸収(無くなる)してしまった顎堤。(難症例)
Point:すれ違い咬合
上下に歯が残っているが、すれ違い状に歯が残っていて1箇所も歯同士の咬み合わせがない状態をすれ違い咬合と言います。
部分入れ歯で歯が無くなった部分の咬み合せを回復しますが、噛んだ時に入れ歯は、歯のない顎堤(ドテ)粘膜の弾力分沈みます。その時、咬み合せがすれ違い咬合になっていると上下の入れ歯はそれぞれ逆の斜めの方向に沈み込み、不安定となり外れ易くなり、また痛みの原因となります。
従って、取り外しの部分入れ歯の中ですれ違い咬合になっている場合が最も難しいとされています。
【治療前】
すれ違い咬合【治療前】
斜めに沈み込んだ入れ歯Point:咬み合せ治療
咬み合せの治療の1つとして、咬合平面(咬み合せ面)の再構築があります。
この症例のように、咬合平面が傾いてしまっている場合、噛んだ力が入れ歯に斜めに加わるため入れ歯が動き痛みの原因の1つになってしまいます。
もちろん痛ければ噛めませんので、左右に力のかかるバランスをとる意味で咬合平面(咬み合せ面)の再構築が必須となります。
【治療前】
斜めに傾いた咬合平面【治療後】
バランスがとられた咬合平面治療後
症例目次