矯正歯科の詳細
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矯正歯科の詳細 目次
はじめに 1.悪い歯並び(不正咬合)の種類 2.「無料矯正相談(カウンセリング)」の流れ 3.矯正装置の種類 4.当医院の矯正治療の特徴(メリット)
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はじめに
宗教上の理由において「八重歯」 = 「ドラキュラの歯」と呼び敬遠する諸外国では、子供の頃に矯正治療を行うことが多く、昔から歯並びが悪い外国人の成人は殆どいません。
一方、日本では昔は「八重歯」=「チャームポイント(可愛らしさの象徴)」と評され人気があったアイドル達がいたように、「歯並びの悪さ」について気にする風習があまりありませんでした。
このように、過去において「歯並びの美しさ(悪さ)」の認識は、諸外国と日本では大きく異なりました。
しかし、最近のアイドル達は「歯並び」が悪ければ、デビューする前に矯正や補綴(冠せ)治療により「歯並び」を治しているため、「歯並びが悪い」アイドルをあまり見かけなくなりました。
今や、
彼女(彼)らが微笑んだ時に見せる「白くきれいな歯並び」は、
笑顔をさらに引き立たせる大切な「チャームポイント」になっています。また、「白くきれいな歯並び」は人からの印象を良くするばかりではありません。
医学的な視点においても、もし「歯並び」が悪いと、①咀嚼がしにくい(物が噛み難い) ②正しい発音がしにくい ③歯磨きがしにくく、虫歯になるリスクが高くなる ④歯磨きがしにくく、歯周病になるリスクが高くなる ⑤歯科治療がしにくい
等の悪影響を与えてしまいます。
また、
「歯並びの悪さ」による悪影響は、
「一生涯にわたり続く」ということも忘れてはなりません。小さなお子様の場合、お子様自身が「歯並びの悪さ」に気付き、「自ら矯正治療を受けたい」と保護者の方に申し出ることは、まずありません。
従って、保護者の方がお子様の「歯並び」に不安を感じられましたら、早めに矯正治療を行っている歯科医師に、ご相談されることをお勧めします。
当院では、「無料矯正相談」(資料採取料として約3,000円必要)を行っております。
「お子様の歯並び」を気にされている保護者の方や「ご自身の歯並び」を気にされている方は、気軽にご相談(無料)下さい。(詳細は、無料矯正相談のページをご覧下さい。) -
1.悪い歯並び(不正咬合)の種類
「悪い歯並び」の種類としては、
一般的に1)叢生(そうせい)、2)上顎前突、3)下顎前突、4)開咬 の4種類に大別されます。
しかし、それだけの分類では矯正治療を行うにあたりまだ不十分なのです。不十分である理由を、2)上顎前突の場合を一例としてご説明を致します。
一般的に「出っ歯」と呼ばれるものですが、 大きく分類を行うと3つのタイプに分けることが出来ます。(専門的には、さらに分類されますが、簡略化してあります。)
①下の歯列は正常で、上の歯列が大き過ぎるために、出っ歯になったタイプ ②上の歯列は正常で、下の歯列が小さ過ぎるために結果的に出っ歯に見えるタイプ ③上下の歯列が共に異常で出っ歯になったタイプ
「上顎前突(出っ歯)」と言っても、①~③のどれに分類されるかにより、
① 治療の難易度 ② 治療方法 ③ 治療期間 等が、全く異なります。
このことは、他の1)叢生(そうせい)、3)下顎前突、4)開咬においても同様なことが言えます。
従って、「見た目(視診)だけでの診断によるカウンセリングは不十分」であり、
①レントゲン写真 ②口腔内印象模型 ③口腔内写真 ④各種検査
等の資料を採り「総合診断」することにより、「的確な診断と治療方針」が決まると考えております。
当院では、それらの資料を使いながら、患者様や保護者様にご納得して頂けるまで、「十分なカウンセリングの時間」を設けて丁寧にご説明するように心がけております。
当院では、
「お口の状態」「矯正治療方法」「矯正治療費と支払方法」「ご質問に対するご返答」等に
十分なお時間を掛けた丁寧な、
「無料矯正相談(カウンセリング)」を行っております。
TEL (0587)-53-08081)叢生
歯に比べ顎骨の大きさが小さく、歯が収まりきれない悪い歯並び。(乱くい歯)
2)上顎前突
咬み合わせると、下の歯よりも上の歯が飛び出ている歯並び。(出っ歯)
2)上顎前突
咬み合わせると、下の歯よりも上の歯が飛び出ている歯並び。(出っ歯)
3)下顎前突
咬み合わせると、上の歯よりも下の歯が出ている歯並び。(受け口)
4)開咬
咬み合わせると、奥歯だけ咬み前歯が噛み合わない歯並び。
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2.「無料矯正相談(カウンセリング)」の流れ
1.お電話にて、来院日のご予約
2.初回来院日
・矯正治療方針を立案するための診査(資料採取)
・次回「無料矯正カウンセリング」日のご予約
診査項目(資料採取料:約3,000円)
■ 全身状態の問診
■ 口腔内の状態の診査
■ レントゲン写真
■ お口の写真
■ 歯並びと咬み合わせを確認するための模型作製に必要なお口の型採り3.治療計画の立案ならびご説明「無料矯正相談(カウンセリング)」
ご説明に使う資料
■ 口腔内の状態の診査結果
■ お口の写真
■ レントゲン写真
■ お口の模型
■ 治療計画書ならび治療費のお見積り書 等
カウンセリング内容
上記資料を基に、「お口の状態」「矯正治療開始時期」「矯正治療法」「矯正治療の流れ」「矯正治療期間」「矯正治療費と支払方法」等を、丁寧にご説明致します。
※当院では、矯正治療を行われるかどうかを
「カウンセリング当日」ご判断をして頂くことはございません。
カウンセリング後に、カウンセリングで使用した資料一式をお貸し致しますので、ご家族でその資料を参考に十分ご相談をして頂き、約2週間後の資料の返却に来院して頂いた時に、矯正治療を行われるかどうかのご返答を頂くシステムとなっております。
ご安心して、「無料カウンセリング」をお受け下さい。
TEL (0587)-53-0808 -
3.矯正装置の種類
1.スタンダード・メタル(金属)マルチブラケット
2.セラミック(陶器白色)マルチブラケット特徴
■ブラケット(歯に貼り付ける矯正装置)本体が金属で出来ており、精密な加工がされており、歯を動かし易い。■全てが金属で出来ているため、破折することが無い。■金属色のため、審美的に良くない。■セラミック(陶器白色)に比べると、安価である。特徴
■白色のため、メタルブラケットに比べ審美的に良く目立ち難い。■ブラケット本体がセラミック(陶器)で 出来ており精密な加工がメタル(金属)よりやや劣るため、メタルブラケットに比べるとやや歯を動かし難い。■セラミック(陶器)で出来ているため、破折することがあり、交換が必要となる場合がある。■メタルブラケットに比べ、高価である。スタンダード・メタルマルチブラケットとセラミックマルチブラケットとの
審美(目立ち易さ)比較3.顎骨急速拡大装置
特徴
■人工的に顎の骨自体を大きく広げ、歯を並べるスペース(すき間)を作る装置。■成長期(約小学校3年生から中学2年生)の期間しか 骨自体を大きく広げることが出来ないため、適用期間が限られます。(成人矯正では、適応外)
4.舌癖・指しゃぶり防止装置
用途
■上下の前歯で舌や指を噛む癖があるため、開口となっている場合に、そのような癖を防止するための装置。5.保定装置(リテーナー)
用途
■矯正治療後に下顎前歯のあと戻りを防止するための装置。 -
4.当医院の矯正治療の特徴(メリット)
1.十分な時間をかけた無料矯正相談(無料カウンセリング)
■20分程度の簡単なものではなく、事前の口腔内検査結果・口腔内写真・レントゲン写真・模型等(資料採取料として約3,000円必要)を基に、「お口の状態」「矯正治療開始時期」「矯正治療法」「矯正治療の流れ」「矯正治療期間」「矯正治療費と支払方法」「ご質問に対するご返答」等を十分な時間をかけて、ご納得頂けるまで、当院では無料にて矯正相談をお受けしております。
2.可能な限り違和感の少ない、コンパクトな矯正装置を利用した
当院独自の矯正治療法■小児の混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)での矯正治療方法は、一般的には、お子様自身で食事等の際に取り外しを行って頂く、大きな入れ歯タイプの矯正治療装置が使用されます。
しかし、装置が大きいためか、「入れ難い」「違和感があり気持ちが悪い」「面倒である」「入れるのを忘れる」また、お子様自身が取り外しを行うため保護者の方が、お子様がきちんと矯正装置を入れているか把握し難い」等の理由から、矯正装置を入れることが、「さぼりがち」になってしまい思うように歯が動かず、後の矯正治療に悪影響を及ぼすことが多々あるようです。
そこで、当院では矯正治療約20年の経験を生かし、可能な限り違和感の少ない、コンパクトな矯正装置を利用した、独自の矯正治療法を行っております。3.経済的なご負担が少なくなるよう考慮された
当院独自の矯正治療費の「低価格化」と「支払い方法」の工夫■「子供の歯並びを治してやりたいが、矯正治療は保険がきかないので、たぶん治療費が高額だろう。」との先入観で、矯正相談もすることなく初めから矯正治療を諦めてしまう保護者様がおられます。
当院では少しでも保護者様の治療費のご負担を少なくするために、治療の質を落とすことなく「治療費の低価格化」を行うと同時に、当院独自の「無金利の分割支払い方法」となっております。
(詳細は、無料カウンセリング時にお聞き下さい。)4.ご兄弟での矯正治療を受けられる場合の特別低価格「兄弟セット割りプラン」
■歯並びは「遺伝的要素」が強く、ご兄弟ともに歯並びが悪い場合があります。「上の子は、矯正治療を受けることが出来たが、下の子はお金がないから無理かもしれない。」とお思いの保護者様がいらっしゃるようですが、当院では、治療費の「低価格化」「無金利の分割支払い方法」に加え、特別低価格「兄弟セット割りプラン」をご用意させて頂いており、多くのご兄弟の方が利用されております。
(詳細は、無料カウンセリング時にお聞き下さい。)5.矯正治療時の毎回の「口腔清掃」「ヤニ取り」そして
「フッ素塗布」の無料サービス■よく、無料矯正相談時に保護者の方から、「矯正治療中の矯正装置が原因で歯磨きがしづらく、虫歯や歯周病になりやすくなるのでは?」とのご質問を受けます。
しかし、当院では矯正治療期間中の3週間から1ヶ月に1回の受診時に、毎回無料にて「口腔清掃」「ヤニ取り」そして「フッ素塗布」等を行っております。従って、歯並びが良くても定期検診を受けていないお子様に比べ、ある意味矯正治療中のお子様の方が口腔衛生管理がされ、虫歯・歯周病になるリスクが軽減されるものと思われます。6.平常通り土曜日も午後8時まで診療
■時折、お電話にて「現在、他医院にて矯正治療中だが、子供が中学に入学し部活動・塾等で忙しくなり、定期的に通院することが困難になってしまいました。そちらは、土曜日も午後8時までやっているようなので、続きの矯正治療を引き受けてもらえますか?」との問い合わせがあります。
しかし、何処の医院も「矯正装置」「矯正治療の方法」「最終目標が異なる場合が多い」ことや、「続きの治療費の設定」「治療責任の度合い」等の問題から、お引き受け出来ない可能性が高いです。
この様に、矯正治療開始時期の小学生の時は時間に余裕があっても、矯正治療は最低でも中学生から高校生まで続く「長期治療」なのです。
何故なら、一般的に全ての永久歯が萌え終わるのが中学生であり、また全ての永久歯を並べ終えた後に、治した歯並びが「後戻り」しないようにある程度の期間の「固定」が必要であり、「後戻り」が起きないことが確認できた時が、全ての矯正装置を外すことができ「矯正治療の終了」となるからです。■従って、矯正治療は数年単位の「長期治療」のため、「治療技術」「治療費」のみならず、将来お子様が中学生や高校生になられて忙しくなった時に通院がしやすいように、「土曜日も平日と同じく、夜の遅い時間(当院の場合は、午後8時)まで診療を行っている医院」を選択なさった方が、
「途中で通院できなくなるリスク」を避けるためにも賢明と思われます。7.当院は、歯を抜かない「非抜歯矯正治療」を目標としております
<「非抜歯矯正治療」を望まれる場合の大切なこと>
■当院では矯正治療において、「矯正開始時期」はとても大切と考えております
なぜなら、乳歯が全て永久歯に萌え変わり、中学生・高校生・成人と歳を追うに連れて顎骨の成長が止まってしまうため、 矯正開始時期が遅れまた、歯の重なり具合が大きい場合は、健康な永久歯を数本抜歯しスペース(空隙)を確保した後に歯並びを治す、一般的な「抜歯矯正治療」しか選択肢がなくなってしまう可能性が高くなるからです。
即ち、歯を抜かず「顎骨の成長期を利用」し、顎の骨自体を拡げてスペース(間隙)をつくり、そのスペースを利用して歯を並べる、「非抜歯矯正治療(顎骨の矯正治療)」が出来なくなります。
また、矯正治療開始時期が「早ければ早い程良い」というものでもありません。患者様によって、歯並びの悪さの「度合い」「タイプ」「萌え変わり時期」等が全て異なるからです。
従って、お子様の歯並びに不安を持たれましたら、
「非抜歯(歯を抜かない)矯正治療」を目標として矯正治療を行っている歯科医院に相談受診し、よく説明(カウンセリング)を受けご理解された後に、定期的に検診を受け「矯正を開始する最も良いタイミング(時期)を見つける」ことがとても大切となります。
「抜歯矯正治療」:矯正開始時期が遅く、顎の骨自体を拡大できる時期が過ぎたため、永久歯を抜歯してスペース(空隙)確保をして歯並びを治す「一般的な矯正治療法」。
永久歯を抜歯し確保したスペース(間隙)を利用して、前歯の歯並びを治している最中の状態です。この患者様は、全ての歯が永久歯に萌え変わってしまってから、「歯並びを治したい」と、当院に来院されました。
初来院が中学3年生で顎の骨自体を拡大できる時期が過ぎてしまっていたことと、叢生(歯並びの重なり)の度合いが大きいことから、残念ですが、左右の永久歯(赤印)を抜歯してスペース(間隙)を確保した後に、前歯の歯並びを治すといった「抜歯矯正法」しか残されていない状態でした。
しかし、次にご紹介するお子様のように、
「小学生の早い時期」から矯正を行うと、
「非抜歯(歯を抜かない)矯正治療」が受けられる可能性が高くなります。
「非抜歯矯正治療」:顎の骨自体を拡大矯正し、歯を抜かずに歯並びを治す矯正治療法。
症例1)「顎の骨自体を拡げる矯正装置」を利用した「非抜歯矯正治療」この患者様は、全ての歯が永久歯に萌え変わってしまってから、「出っ歯(上顎前突)を治したい。」と、当院に来院されました。
特に前歯2本がかなり前に飛び出ており(青印)、唇が閉じ難く、閉じても前歯が見える状態でした。
前歯を、中に引っ込めたいのですが、スペース(空隙)がないため、
「顎の骨自体を拡げる矯正装置」を利用し、奥歯の部分の顎の骨を拡げる(緑印)ことにより、スペース(空隙)をつくり、前歯を中に入れて歯並び(咬み合わせ)を治しました。注意)
この患者様の場合は、小学校高学年で全て永久歯に萌え変わってしまってからの当院の来院だったため、このような「顎の骨自体を拡大する装置」を利用し歯並びを治しましたが、「非抜歯矯正治療」全てが、この装置を利用するものではありません。
小学校低学年(まだ乳歯が残っている混合歯列期)から矯正する場合の多くは、この装置を使用することなく、「当院独自の矯正方法」で歯並びを治しております。
症例2)「顎の骨自体を拡げる装置」を利用せずに治す「非抜歯矯正治療」
この患者様も、全ての歯が永久歯に萌え変わってしまってから、「歯並びと咬み合わせを治したい」と、小学校5年生時に当院に来院されました。
上顎に比べ、下顎がかなり小さいために、前歯が噛めない状態(青点線部)で、上顎よりも下顎の骨をより拡げる必要がありました。
そのため、「当院独自の方法」で、
永久歯を抜歯してスペース(空隙)をつくる「抜歯矯正」や 、 「顎の骨自体を拡げる矯正装置」を利用することなく、
上顎・下顎共に顎の骨を拡げながらスペース(空隙) をつくり、
内側に萌えている上下顎の歯(赤印)を「非抜歯矯正治療」にて、矯正治療を行いました。この様に、
「顎の骨自体を拡げる」=「顎の骨自体を拡げる矯正装置」が必要ではなく、 「顎の骨自体を拡げる矯正装置」を利用しなくても顎の骨を拡げることが可能な場合があるのです。
このような矯正治療法が選択できたのも、まだ顎の骨が自体を拡げられる時期に矯正治療を開始したからです。
以上から、
「矯正を開始する時期」が「矯正方法の選択に大きく関与」し大切であることが、ご理解して頂けたと思います。
「矯正治療」を迷われている方は、ご自身で悩まれず早めに「矯正治療相談」を受けられることをおすすめします。当院では、
「お口の状態」「矯正治療方法」
「矯正治療費とお支払い方法」「ご質問に対するご返答」等
十分にお時間をかけた丁寧な
「無料矯正相談(カウンセリング)」を行っております。