3.インプラントとは、どのようなものなのか?
顎の骨に天然歯根の代用として、インプラントを埋め込み利用することにより、歯があった時と同様に天然歯とほとんど変わらない感覚で物が食べられ、発音も損なわれることなく会話を楽しむことが出来るように回復する治療法です。
従って、「インプラント」の別名を「人工歯根」とか「永久歯に代わる第3の歯」と呼ばれています。
一般的に、「インプラント」は上図のように、
1)インプラント本体:
純チタンという特殊な金属からできており、生体となじみ(親和性)良いため、骨と強固に結合し噛む力に耐えてくれます。
現在、他の金属で生体親和性がよく骨と結合するものはありません。
2)アバットメント(支台・2次パーツ):
インプラント体と同様の純チタンでできており、インプラント体が完全に骨と結合した後にネジにより繋がれます。
3)インプラント冠せ:
さまざまな種類の材質で冠せをつくることが可能です。
当院の場合は、個々の症例に合わせ数種の材質のものを選び、ご紹介しご説明いたします。その後患者様に選択して頂いております。
の最低3つの構造からなっています。
しかし、難しい特殊な症例によっては、4つの構造に分けることもあります。
<インプラント治療を受ける際の注意事項>
①当院では採用しておりませんが、某2流メーカーの安いインプラント体の中には、経費を抑えるため、 1)インプラント本体 2)アバットメント(支台・2次パーツ)が、1つになってしまっているものもあります。
②医院によっては、1)インプラント本体のみを「インプラント」と表現する場合もあり、安く治療費が提示されている場合があります。
これらは特に、
治療費の説明を受けたり、インプラント治療を受ける歯科医院を決める際、大切なことですから歯科医師に確認が必要と思われます。