歯の健康を「一生」守り続ける「真の予防歯科」とは何?
歯の健康の意識の高まりとともに、予防歯科を掲げる歯医者さんが増えてきました。予防歯科は、むし歯・歯周病から歯を守るために予防的な処置を行い、お口の健康を維持・管理する診療科目です。
一般的には、歯科医院でお口の中の汚れを落として衛生環境を整える「PMTC」が「予防」といわれています。しかし、患者様がお家に帰り食事をされれば歯の表面には食べカスがつきます。その食べカスを患者様自身が歯磨きできれいに取ることができなければ、再び汚れが溜まり始めてしまい、歯科医院で行った「PMTC」は全く無駄になってしまいます。
確かに、むし歯や歯周病を予防するには「お口の中がキレイ」なことが条件となりますが、「キレイな状態が毎日持続」されなければ予防はできません。だから、歯科医院主導型の歯医者任せのメンテナンスでは、いくらひと月に1回定期検診に行って「PMTC」をやってもらっても、「歯周病が治らなかったり・進行したり」「新たにむし歯になったり」してしまうのです。
すなわち「本来の予防歯科」とは、「患者様主導型」で「患者様自身が毎日の歯磨きで汚れをきちんと落とすことなのです。あくまで歯科医院は、「患者様が一人で磨き残すことなくきちんと歯をみがけるようになられ自立されるまで何度もご指導を繰り返し」おこない、「一生懸命磨かれても、磨き残されたところを補助的に清掃」して、お口の健康を維持・管理するのが予防歯科の本来の姿であり、そのお手伝いをするのが歯科医師の役割りだと考えております。
こうした観点から、「歯周病専門医」である当院では「プロによる質の高い歯磨き指導」を重視した「予防歯科」に取り組んでいます。