Case1　
35番先欠症例：部分矯正

主訴:検診にて「後続永久歯がない（先天性欠如）」ことが分かる。

治療途中


Point：先天性欠如に対し部分矯正治療で対応した症例
本来、乳歯が全て抜け落ちて、その後から後続永久歯が生えてくるものですが、希に乳歯の下に必要な永久歯ができない場合があり、これを先天性欠如と言います 。
乳歯は本来生え変わるもので、永久歯のように50年以上の耐久性が無いため、一般的に将来グラグラになり自然脱離若しくは虫歯・歯周病等の理由で抜歯になり欠如する可能性が非常に高くなります。
乳歯が欠如しできたすき間と咬み合せを回復するための治療方法は、①前後の健全な歯を削り「ブリッジの冠せ」で治すか、また前後の健全な歯を削らない方法としては、②「取り外しの入れ歯」若しくは③「インプラント」で治すかの選択になってしまいます。
従いまして、将来その様にならないようこの症例の場合、お子様の将来を見越して乳歯を抜歯し、抜歯後のすき間を部分矯正にて、後ろの2本の大臼歯を前方に移動させすき間を埋めました。





治療後