Case4
上顎:総入れ歯(保険)下顎:金属床総入れ歯(自費)にて対応
行われた処置一覧:
抜歯 再根管治療 歯周外科 審美外科(エステティック・サージェリー) 咬み合わせ治療
主訴:今まで他医院で何度も入れ歯を作ってもらったが、入れ歯が動き痛くて物が食べれないし見栄えが悪いので何とかして欲しい。また、調子の良い入れ歯を作って欲しい。
治療前
上顎6本抜歯
Point:咬み合せ治療
咬み合せの治療の1つとして、咬合平面(咬み合せ面)の再構築があります。
この症例のように、咬合平面が傾いてしまっている場合、噛んだ力が入れ歯に斜めに加わるため入れ歯が動き痛みの原因の1つになってしまいます。
もちろん痛ければ噛めませんので、左右に力のかかるバランスをとる意味で咬合平面(咬み合せ面)の再構築が必須となります。
【治療前】
斜めに傾いた咬合平面【治療後】
バランスがとられた咬合平面
治療後
Point:入れ歯の安定をさらに上げるオプション例
入れ歯装着前(写真1)
1.冠せ舌面レスト形成
冠せの舌面(内面)に凸状にレストを形成加工し、入れ歯金属内面に凹面上に精密に機械で加工し、凸凹面を合わせ入れ歯の沈下を抑え入れ歯の安定を図ります。
入れ歯装着後(写真2)
2.舌面床UP形成
冠せの舌面(内面)の凸凹面に入れ歯の金属上部を精密に機械で加工し合わせ、入れ歯の横揺れを抑え入れ歯の安定を図ります。
※自費の入れ歯の場合は、入れ歯を安定させるオプションはまだ多くの種類があります。症例に合わせて使い分けが必要なため、望まれる方はご相談下さい。