「日本歯周病学会」歯周病克服を目的とする学術団体
日本歯周病学会は歯周病を専門とする学術団体の一つで、1957年に歯周病の克服と1本でも多くの歯を残すことを目的として設立された団体です。8.676名を超える歯科医療関係者が所属し、その多くは全国の歯科大学の教授や医局員で構成されています(2011年現在)。
歯周病専門医とは
「歯周病専門医」は、日本歯周病学会が認定する厚生労働省認可の資格です。歯周病治療の専門家(歯科医師)の養成と、歯科公衆衛生の向上を目的としています。資格取得にあたっては、一定の基準があり、その条件を満たさなければ取得できません。さらに5年ごとに更新があり、一定の条件を満たさなければ失効になります。常に知識と技術の向上に努めなければ資格の維持が難しく、厳しい資格です。
●資格取得の基準
歯周病認定医の資格を取得するには、下記の条件を満たす必要があります。認定医の取得から専門医の取得までは、最低でも5年はかかります。取得後は5年に一度更新し、また学会への参加や研究などが必要で、学会での学術発表を満たす必要があります。常に学び続けなければ維持するのが難しい資格です。
<「歯周病専門医」資格取得の基準>
・日本歯周病学会の会員で、5年以上継続していること
・認定医の資格を取得していること
・学会認定の研修施設で、2年以上研修を受けていること
・「歯周病専門医試験」に合格すること